和光病院では、月に1度、音楽療法士による音楽療法を実施しています。音楽療法は認知症の治療において非薬物療法の一つとして活用されています。音楽を聴いたり歌ったり、楽器を演奏したりすることで、過去の楽しい記憶がよみがえり、リラックスする効果が期待できます。また、音楽を通して脳が活性化されるため、行動・心理症状の治療にも有効な可能性があると言われています。
普段廊下を歩き回り落ち着かない方や、大きな声を出される方、いつも不安な表情をしている方々が、音楽療法の時間は皆さま穏やかな表情で参加されていました。拍子をとり、体を動かし、感動して涙を流し、先生の歌声に患者さんだけでなく職員も癒されてしまうほど、素敵な時間です。
