男性同士の温かい一幕
職員が何度「どうぞ」とお声がけしても、なかなか席に座っていただけなかったある男性患者様。そこへ、初めて顔を合わせた別の男性患者様が「どうぞ」と優しく声をかけられました。すると、先ほどまでのご様子が嘘のように、すんなりと笑顔で席に着かれたのです。
初めて会ったはずなのに、まるで長年の旧友のような息のあったやりとり。これまでの豊かな社会経験や人生の中で培われた紳士的な気遣い、そして「男性同士ならでは」の不思議な連帯感が、認知症を超えて自然と心通わせた瞬間でした。
「職員の促しでは届かないことも、患者様同士だからこそ心に届く瞬間がある」
専門職としての関わりだけでなく、患者様同士が支え合い、互いを思いやる力の大きさを改めて実感させられる、心温まるエピソードとなりました。
